創業25年、授乳服のパイオニア的存在のモーハウスでは、商品開発以外にも助産師や大学などと連携して、妊娠中～出産後、育児中に必要な情報の発信を行っている。

現在、様々な学部の学生を受け入れているモーハウスでは、
来年度も多数の大学との母性看護実習を継続していく事が決定した。

医療現場での勉強だけでなく、妊娠期・育児期の母親や家族の日常生活を学生に知ってもらい、普段の生活の中に出産・育児支援に繋がることが多いと伝えている。
そして、出産・授乳経験のあるスタッフによるリアルな体験談や顧客ニーズを紹介し、同社の授乳服や下着を実際に試着することで、より母親の生活をイメージしやすい実習を行っている。
この実習は、約10年以上モーハウスが大学などと共に継続している学習支援である。

モーハウスにおける実習では、先に挙げた実践的な紹介のほか、
創業当時より実施している「子連れ出勤」を見てもらうことで働き方の多様性を知ること、また、子育て中の女性スタッフへのヒアリングで仕事と育児の両立についても学ぶことができ、社会に置ける妊娠期・育児期の課題を知ることなどを目的としている。
妊娠・出産を迎えるママ達に関わる未来の医療従事者への理解を深めることで、
母親やその家族への直接的な理解・支援に繋がり、学生が親になる時にも役立つとモーハウスは考えているため、今後も変わらず育児支援の一環として、学生への学習支援協力を行っていく。


※ 母性看護実習とは
看護専門職をめざす学生が、病院などの乳児を扱う医療機関や保健施設へ行って、臨床での実践を学ぶ授業である。医療機関を実習の場とするのが通常であるが、同社における看護実習は、退院後の生活と環境支援を学ぶ意味を持つ。産後の孤立が社会問題となる現在、退院後の母子の自立支援は重要性が高まっており、近年取り組む大学が増えてきている。

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