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ぱくっと直径2cmの一口タルト!世界一小さな米粉のリンゴタルトの販売を4月10日より開始致します。

●手間が掛かりすぎて誰も作らないタルト
焼いた時に小麦独特の香りがないことや伸びのなさといったマイナス面が、米粉と小麦と比べたときに強調されることが少なくありません。米粉の持つ柔らかさやキメ、モチモチ感などを考慮しても、お菓子にはやや使いにくいという側面があります。コスト高の問題は別としても、こうした米粉の特性が、米粉の普及に影をさしている一つの要員でしょう。
だからこそ今回の米粉だからこそ作るケーキの開発は、米農家の娘であり、パティシエの端くれでもある私の意地といえるかもしれません。
そもそも私は身長も小さく、大好きなケーキも大量に食べられるわけではありません。だからこそ、いろんな種類を少しずついっぱい食べたいのです。そこで世界一小さなミニチュアスイーツ作りに挑戦しました。こだわったのは大きなケーキを小さく切り分けるのではなく、一つひとつ小さなケーキを完璧なバランスで生み出すことでした。
開発は困難の連続でした。大好きなリンゴタルトに焦点を絞ったものの、まず小さいだけにオーブンに入れる時間や温度がとても大変でした。また、大きさが大きさなので一口でインパクトを与える濃厚で深い味わいが必要なため、個々の食材のバランスが取りにくいのです。
こうした問題のいくつかを解消してくれたのが米粉です。



・粘る生地を整形するための打ち粉が必要なくなり、味のバランスが取りやすくなる
・小麦粉のカスタードクリームより粘り気が強く、少量使うのに適していた
・小麦粉独特の香りがないことで、リンゴ、クリーム、クルミ、ヌガーの一体感が増した

手間がかかりすぎて、街の小さなケーキ屋さんでさえ手がけないミニチュアのタルトですが、米粉の特徴を存分に活かしたケーキだと自負しています。全体の86%を輸入に頼る小麦ではなく、日本人にとって重要な米の消費の一助になればと考えています。

●震災を期に夫婦揃ってパティシエから農業者へ
私と夫は東京でパティシエをしていました。2人ともケーキが大好きで、朝から晩までずっとお菓子と向き合ってきました。しかし東日本大震災が起こり、風評被害が福島を覆い尽くす中で、私は家業を支える決断をしました。夫も婿養子となって、私の実家の農業を継いでくれることになりました。
パティシエも繁忙期には3~4時間の睡眠で厨房に籠もる生活です。力仕事も少なくありません。それでも米をつくり、肉牛の世話をするのは大変でした。夫もどんどん筋肉が付くと笑っていたほどです。
また、パティシエとしての夢もあきらめたくなくて、農作業の合間をぬいながら、誕生日用のホールケーキなどを注文生産してきました。そうした商品の評判が嬉しくて、もう一歩と思い手がけたのが、今回の世界一小さなリンゴタルトです。
そして、この商品の開発・販売は、父と夫の共通の夢である農家カフェ開店に向けての小さな一歩だと考えています。
 2011年3月11日から丸4年。私の人生も大きく変わりましたが、農家の娘として、またパティシエとして精一杯生きていきたいと思っています。

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企業情報

商号
(株)ドゥーイット
本社所在地
東京都豊島区池袋2-14-2-2F
代表者名
本部映利香
WEBサイトURL
http://www.lifemake.tokyo
業種
ファッション・ビューティー