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CCHRドイツ代表ベルント・トレッピング氏が来日、特別セミナーイベントが開催されます

 ドイツでは、2010年に精神医学神経学会(DGPPN)が正式にホロコーストにおける犠牲は精神科医たちが関与していたことを認め謝罪もしました。一方で、日本は明治時代にこのドイツから輸入した優性医学をそのまま採用し、精神病院の乱立と、強制不妊手術などの問題が起こっています。

 このような中、市民の人権擁護の会(CCHR)ドイツ支部の代表であるベルント・トレッピング氏を4月15日(土)新宿に迎え、ドイツにおける実際の精神医学による非人道的な犯罪や不道徳をどのように調査・摘発したか等についてのセミナーイベントが開催されます。

 第2次世界大戦時、特にナチスドイツが犯した人種差別に基づく大量虐殺(ホロコースト)は断じて許されるべき事柄ではありません。

 CCHRはこのドイツから輸入された人種差別の生みの親でもある精神医学(優生学)に焦点をあて、長年にわたり、問題提起を行ってきました。結果として、2010年にはドイツ精神医学精神療法神経学会の会長がその虐殺に精神科医らが関与したことを認め謝罪もしています。

 『皆さん われわれ精神科医は,ナチの時代に人間を侮蔑し,自分たちに信頼を寄せてきた患者の信頼を裏切り,だまし,家族を誘導し,患者を強制断種し,死に至らせ,自らも殺しました。患者を用いて不当な研究を行いました.患者を傷つけ,それどころか死亡させるような研究でした』


 そして、これを受け、日本でも2015年6月に大阪市で「ナチ時代の患者と障害者たち」というテーマでその実態を紹介する移動展覧会が開催され大きな反響を及ぼしました。

 ドイツの精神医学精神療法神経学会会長のシュナイダー教授が自ら、第111回日本精神神経学会に招かれました。そこでは、ユダヤ人や、精神障害者の殺戮に加わった精神科の医師や、1933年に成立した遺伝病子孫予防法によって、身体に障害があるという理由だけで、強制断種手術を受けた40万人以上の犠牲者のことが紹介されています。

 日本の精神医療では、断種、強制不妊、優生思想、障害者の隔離収容というホロコースト政策の影響が輸入され、1950年代、60年代の精神科病院の乱立 へとつながり、その結果日本は収容列島と言われる精神病院大国となりました。日本の精神医療は、歴代の東京帝国大学精神医学教室の教授がドイツに留学し、その門下生が各大学に広げてきたのが日本の精神医療です。その起源であったドイツ精神医療はホロコーストという負の歴史を引き起こしました。

 このような歴史的な流れの中、今一度見直しをして日本がどのように立ち直していくことができるのかを考える良い機会となることを願っています。


CCHRドイツ支部代表 ベルント・トレッピング氏 特別イベント
日時:2023年4月15日(土)18:00~
会場:サイエントロジー東京ビル8階
   (東京都新宿区百人町1-25-1)
参加費:無料 ※完全予約制のため要確認、人数定員あり。
問合せ:03-4578-7550

 市民の人権擁護の会は、アメリカの人道主義者L.ロンハバードの調査内容に基づき、1969年、精神医療の人権侵害を調査・摘発するために、サイエントロジーと米シラキュース大学名誉教授のトーマス・サズ博士(故人)によってアメリカ・ロサンゼルスに創設されました。


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