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冊子「向精神薬シリーズ」街頭配布キャンペーン

6月2~4日、日本最大の精神医学会である日本精神神経学会の年次総会が千葉市幕張で開かれ、全国から精神医療従事者が来場するのに合わせ、特定非営利活動法人イマジンは市民の人権擁護の会と協力して安易に向精神薬を処方しないよう呼びかける特別キャンペーンを開きます。向精神薬の種類別に問題点をまとめた冊子「向精神薬シリーズ」をJR京葉線海浜幕張駅前で無料配布します。

約2年前、当時「脱法ハーブ」と呼ばれていた危険ドラッグを使用した男が車を暴走させ、死傷者を出した事件が池袋で起きました。事件をきっかけに、危険ドラッグの取り締まりが強化され、街から危険ドラッグを販売する店舗が消えました。

一方、最近は違った形で暴走事件が起きています。5月の連休、神戸市の繁華街で車が暴走して多数の負傷者が出た事件では、容疑者の尿から向精神薬反応が出ており、容疑者は長年うつ病治療で向精神薬を服用していたことが判明しています。また、先週には大阪で睡眠導入剤を服用後に車を運転して一人死亡させた男性が危険運転致死の疑いで起訴されています。

処方薬である向精神薬は、アルコールや危険ドラッグと同様、意識をもうろうとさせ重大な事故を引き起こす危険性が指摘されています。ところが、服用後に車の運転や機械の操縦をしないように十分に注意することなく、安易に処方してしまう医師の存在も目立ちます。

安易な処方は子どもから高齢者にまで広がっています。本来適応外である抗精神病薬が認知症高齢者に安易に処方されており、家族に同意を得ている割合が3割に満たないという研究もあります。「発達障害バブル」と言われるよう、発達障害の診断が不自然に増加する中、子どもに対しても安全性の確かめられていない適応外処方や併用処方が目立っています。

※当初啓発用メンタルヘルス展示会を予定しておりましたが、急遽街頭配布イベントに変更致しました。


 特定非営利活動法人イマジンは、知的障害者のノーマリゼーション、覚せい剤撲滅の普及啓発活動を行っております。
  
 国際的なネットワークで精神医療による人権侵害の問題に取り組んでいる市民の人権擁護の会(CCHR)は、このような被害の実態について調査すると共に、その背景にある問題を指摘し、弁護士や議員、マスコミ、市民団体らと連携し、被害を防ぐ活動を展開しています。


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